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ロゴデザインの裏側紹介!
みなさんが会場のいたるところで目にする、この「ヤマザキマリの世界」のロゴデザイン。
実は本プロジェクトの参加メンバーである、グラフィックデザイン専攻の学生 河野珠己さんと東京造形大学のOBであり非常勤でもある宮前陽先生による制作物なんです!
今回はそんなロゴデザインのコンセプトについて、ご紹介します!
書体について
今回の展示は、「テルマエ・ロマエ」や「プリニウス」などのヤマザキマリ先生の代表作の漫画のみの展示ではなく、「ヤマザキマリ」の展示ということで、漫画をイメージさせるようなポップな書体よりも、ヤマザキマリ先生の生き方や作品への想いなど、より先生の人間性にフォーカスを当てたものが良いのではないかと考え、このロゴを制作しています。
また、フォーマルな書体をオリジナルに、先端に古代ギリシャから現代まで長く用いられる植物の紋様をイメージさせるディティールを加え、シルエットの美しさを重視したロゴとなっています。
キービジュアルについて
ロゴの中央にある長方形は出版物でよく使われる判型である1:√2の比率で作り、“メディア“の枠を抽象的に表現しています。
作品が完成するまでの裏側であったり今まで見えてこなかったヤマザキマリ先生の世界観が“メディア“の枠を越えて見えるようなキービジュアルとしました。
カラーは西洋絵画作品などとも相性が良い格式高い落ち着いたエンジと黄金にも見えるイエローオーカーを基調としたものとなっています。
もし会場でロゴを見かけた時には、こんなコンセプトがあったのかとじっくりみてみてくださいね!