展示概要

展覧会名 ヤマザキマリの世界
今この瞬間を生きる―Carpe Diem―
会期/会場

世田谷文学館 2階展示室

2026年10月3日(土)~2027年2月7日(日)

ご来場の際は美術館HPをご確認ください。

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開館時間

10:00~18:00

(展覧会入場、ミュージアムショップは17:30まで)
※11月6日(金)のみ20:00まで開館

休館:毎週月曜日

(ただし月曜が祝日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(2026年12月28日~2027年1月4日)

入館料金

当日券:一般 1,500円/65歳以上・大学・高校生 900円/小・中学生 450円/障害者手帳をお持ちの方 750円(大学生以下は無料)

詳細は美術館HPをご確認ください。

主催

公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館

協賛

株式会社ウテナ、東邦ホールディングス株式会社

後援
  • イタリア大使館、世田谷区、世田谷区教育委員会
協力
  • 学術協力:東京造形大学
  • 協力:株式会社スマイルカンパニー
  • 企画協力:株式会社トラフィックプロモーション

記載の展示イベントは東京造形大学での展示時より改編・拡充されています。
開催概要は状況により変更となる場合がございます。ご了承ください。

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もうひとつの入浴文化―アラビア風浴場

【▲図1】

 『テルマエ・ロマエ』は古代ローマと近代日本という、世界に冠たる二大入浴文化の間を主人公が往来する物語でしたが、世界の歴史では、隆盛を極めた主要な入浴文化圏がもうひとつありました。それがアラビア世界です。

 7世紀に誕生したイスラム教は、またたく間に中東地域から北アフリカ沿岸一帯までを支配下に置き、勢力の一部はイベリア半島にまで及びました。そこではキリスト教文化とイスラム教文化が混ざりあった独自の文化が形成され、周辺地域の国家が何度か交代する間も安定した統治体制がながく続きました。

【▲図2】

 現在のスペイン南部にあるコルドバには、8世紀からイスラム教国の後ウマイヤ朝の都が置かれていました。歴代のカリフらが住まいとした「アルカサル(宮殿)」(図2)が今でも残っていますが、もともとはもっと大きく、広大な敷地のなかには大掛かりな浴場までありました。

 「Baños del Alcázar Califal(カリフのアルカサルの浴場)」は千年以上前から使われていましたが、「レコンキスタ(キリスト教勢力によるイベリア半島再征服運動)」の完成後に放置され、いつしか廃墟となっていました。1903年に遺跡が発見され、長年の修復整備を終えて2002年から一般公開が始まりました。

 内部は冷浴・ぬるま湯浴・温浴・サウナと分かれていて、明らかに古代ローマ浴場の伝統を受け継いでいます。中心的なのはぬるま湯浴のゾーンで、広い室内には天井を支える柱が林立しています(図1)。柱頭の上にある馬蹄形アーチはいかにもなアラビア様式で、ふたつの文化圏の交差点に位置していたことをよく示しています。

【▲図3】

【▲図4】

 サウナルームの形状もローマ風ですが、星型をした採光窓からは、アンダルシア地方特有の強い陽射しが差し込んできます(図3)。すぐ近くを流れる川で汲み上げた水を、浴場まで届けるための水路が当時は引かれていました。温浴室の近くの床下にはボイラー室があり、そこで熱せられた熱風が、床下の空間を通って各部屋まで送られていました。現代的なセントラル・ヒーティングのはしりとも呼べるこの高度な構造を、今も見ることができます(図4)。

(撮影・文:池上英洋)

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問題!

Q.オリンピア・キュクロス三巻で、デメトリオスが出会った日本の漫画家は誰でしょう?

©︎ヤマザキマリ/集英社

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